2015年06月18日

青唐辛子

今回は、青唐辛子についての御紹介です。
スパイスとして有名な唐辛子ですが、少し着目してみようと思います。

唐辛子はその辛味成分であるカプサイシンの効果により、胃痛、胃もたれ、むかつきなど、胃炎を予防する効果が高いことが分かっています。
唐辛子のカプサイシンには胃の粘液の分泌を促進する働きがあり、胃が保護されるため胃炎の予防に効果があるのです。

カプサイシンは唐辛子の辛味成分で、カプサイシンを摂取すると胃の粘膜にある受容体が刺激され胃の粘膜の血流量がアップします。
その結果胃を保護する粘液の分泌が促進されるため胃炎を予防でき、唐辛子の胃炎予防効果は日本の薬理学会でも研究されています。

ただし、摂りすぎは身体に良くないので十分注意が必要で、1日の目安摂取量は一味唐辛子を小さじ3分の1(カプサイシン1mg)です。

少量の唐辛子で十分効果が得られるので、胃炎で困っている場合には食事に少し加えれば効果が得られます。


胃炎を予防する辛味成分(カプサイシン)は種子に多く含まれています。
イタリアで唐辛子はパスタやピザなどの食事でに使われ、イタリアでは唐辛子のサプリメントが売られているほど人気の食材です。

ぺぺロンチーノとはイタリア語で唐辛子のことです。

ビタミンAとビタミンCが豊富なことから夏ばての予防に効果が高く、また殺菌作用があり食中毒を防ぐとも言われるので、特に暑い地域で多く使われています。
殺菌のほかに除虫の効果もあり、園芸では他の作物と共に植えて虫害を減らす目的で栽培されたり、食物の保存に利用される事もあります。

唐辛子を含む製品には以下のようなものがあります。
七味唐辛子、一味唐辛子、かんずり(新潟県妙高市で作られる調味料)、柚子胡椒(九州)、コーレーグース(沖縄県)、キムチ(韓国、北朝鮮)
コチュジャン(韓国、北朝鮮)、豆板醤、辣椒醤(ラージャオジャン)、ラー油、チリパウダー、ペッパーソース(商品名としてタバスコなど)

唐辛子はもう1つ、代謝機能をアップさせる効能があります。
唐辛子に含まれるプシエイトには、エネルギー消費を増やして代謝を盛んにし、体温を上昇させ熱を体内に封じ込める効能があるためです。

そして、一般的に辛味の少ない青唐辛子にカプシエイトが多く含まれており、青唐辛子は辛味が少ないので辛味が苦手な方でも食べやすいと思います。

赤唐辛子にもカプシエイトは含まれているので、青唐辛子が見つからない時は赤唐辛子でも問題ありません。

唐辛子のカプシエイトは水溶性なのでスープなどに入れ、日中の交感神経が優位な時に食べるとより効果が得られます。

カプサイシン … 唐辛子に含まれるアルカロイドで辛味成分の一つ。
        脂溶性の無色の結晶で、アルコールには溶けやすいが冷水にはほとんど溶けない。
        体内に吸収されたカプサイシンは脳に運ばれて内臓感覚神経に働き、副腎のアドレナリンの分泌を活発に
        させ発汗を促す。
        強心作用もある。





さぁ、このような効能があるという事は知らない方が多かったのではないでしょうか。
ですが、有能なスパイスという事が分かっても保存方・美味しい物の見分け方を知る方は少ないと思われます。
そこで今回は保存・目利きについても触れてみようと思います。


【新鮮でおいしい「青唐辛子」の見分け方と保存方法!】
※「青唐辛子」が美味しい旬の時期:7月〜9月

青唐辛子は、赤唐辛子が旬を迎える秋を前に旬となりますので、夏に最盛期を迎えます。
時期の始めほど辛みが弱く、時期の終わりほど辛みが強いため、ご自身の好みに合わせて買うのも面白いでしょう。

《新鮮な青唐辛子の選び方のコツ》
張りやツヤが十分にあり、全体にしっかりと色がついたものを選ぶのがよいでしょう。
萎れているものや色がくすんでいるように見えるのは古い証拠です。

《青唐辛子を新鮮に保つ長期保存方法》
青唐辛子の保存方法は、生の物を調理に使う時は乾燥を防ぐため新聞紙に包んでビニール袋に入れて冷蔵庫で保管すれば一週間程度は日持ちします。

また、なるべく密封が出来るもの(真空パックが最良)に入れて冷凍庫で保存すると長期保存が可能です。
長く冷凍庫に入れておくと霜がついたりしますが、風味はそれほど変わりなく使えるようです。

さらに、紹介動画のように青唐辛子味噌にして冷蔵庫で保存しても、ご飯のお供や調理の味つけに手軽に使えて便利です。

大量の青唐辛子を手に入れたなら、枝つきのまま風通しのよい場所にぶら下げておいて、天日干しで乾燥させ、赤唐辛子にするのもよいでしょう。


今年の夏は猛暑が予想されます。
辛さを上手く活かし、暑さに負けない快適な夏にしましょう。


posted by slime at 17:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 香辛料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする