2016年12月18日

オリエンタルスター

●「安芸津21号」に「ルビーオクヤマ」
オリエンタルスターは1989(平成元)年に広島県安芸津町にある農林水産省果樹試験場(現 農研機構)において、、「安芸津21号」に「ルビーオクヤマ」を交配し生まれた実生から選抜育成されたぶどう品種で、「巨峰」よりやや遅く、「ネオ・マスカット」とほぼ同時期に成熟する紫赤色の大粒の二倍体ぶどうとなっています。2004(平成16)年に登録出願され2007(平成19)年に品種登録されたまだ新しい品種です。

●品種登録データベース
農林水産省の品種登録データベースによると、オリエンタルスターの特徴は下記のように記されています。

『果房の形は有岐円錐、大きさは極大、長さは中、着粒の粗密はやや粗、果梗の太さは中、長さは短、色は黄緑である。果粒の形は短楕円、大きさは大、果皮の色は紫赤、果粉の多少はやや多、果皮の厚さは中、果皮と果肉の分離性はやや難、果肉の色は不着色、肉質はやや崩壊性、甘味はやや高、酸味はかなり少、渋味は無〜極少、香気は無、果汁の多少、種子の数及び形は中、大きさは大である。発芽期、開花期及び成熟期は中で育成地においては8月下旬である。果実の着色の難易は中間、花振いの多少は中、無核果粒の混入及び裂果の多少は無〜極少、果梗の強さ及び果梗と果粒の分離は中である。「巨峰」と比較して、果粒が小さいこと、酸味が少ないこと等で、「ルビーオクヤマ」と比較して、渋味が少ないこと、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。』

また、農研機構のホームページには下記のように記されています。

『果粒重は10g程度である。肉質は崩壊性で硬く、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」に近い。
糖度は高く19%程度になり、酸含量は低く、0.4g/100ml 程度である。香りは無い。
「巨峰」より少しはく皮しにくい。裂果性は「巨峰」と同様に無い。縮果病は発生しない。
「巨峰」より脱粒しにくい。日持ち性は「巨峰」より長い。』

●実際に食べてみたオリエンタルスターの食味
今回入手したものは滋賀県産のもので、種無し処理はされておらず、一粒一粒にいくつも種が入っています。
上記の解説通り、粒がしっかりと果梗に付いており、粒を外そうとすると果梗ごと取れるものもあるくらいです。

粒の大きさは巨峰よりも少し小さめで、楕円形をしています。
皮はむきにくいですが、比較的薄く、また渋みも少ないので、剥かずに皮ごと食べられなくはない感じです。
果肉はしっかりとしていて少し歯触りがありますがとてもジューシーで甘く、酸味はあまり感じられません。

●主な産地
まだ新しい品種という事もあって、政府の統計にはまだ記録されていませんが、各地で栽培が始まっているものと思われます。
特徴から巨峰よりも優れた面も持ち合わせているので今後増えてくるのではないでしょうか。

●オリエンタルスターの収穫時期と旬
成熟期は広島においては8月下旬頃とされており、収穫時期は栽培地によってずれてきますが8月下旬頃から10月上旬辺りまでとなります。

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posted by slime at 22:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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